12月19日放送 #35 袋田の滝

12/19放送 #35

テーマ:袋田の滝

案内人:藤井 達也さん(水戸市立博物館 学芸員)

○今回の発見!

・袋田の滝は、昭和2年に新聞社が開催した「日本二十五勝」(日本を代表する25の景勝地コンテスト)の滝部門でノミネートされその名が知られるようになった

・華厳の滝は、日本新八景に選ばれていて滝の中では別格

・冬の絶景 氷瀑が見られることもある アイスクライミングを楽しむ人もいる

・昔は、滝は神聖なもので敬称をつけて「お滝」と呼んでいたらしい

・天狗岩は、江戸時代からの観光名所で山伏修行の白装束が天狗に見えたのではないかとの説もある

・袋田の滝の上には、生瀬滝というもうひとつの滝がある

・江戸時代の滝見はとても過酷だった。旅日記には、「滝の音は聞こえるが見えない」という記載もある

・月居山の隣には「生瀬富士」という信奉的な山がある

・袋田の滝の上にある生瀬の集落の農業用水が袋田の滝の一部になっている

・月居峠に続く道は、東濱魚荷の道と呼ばれ、栃木に塩や魚を運ぶ道だった 昔の交通の要衝

・大子町は、戦国時代以前は東北地方(陸奥国)だった

・佐竹氏が北を攻め、大子町周辺を常陸の国だと宣言したことで茨城県に入った

・幕末に焼かれてしまった寺の跡地には、袋田の滝の発展に貢献した人々の供養棟が建てられている

・天狗党と諸政党が戦った際に寺は焼けてしまった

・月居山は、戦国時代は山城だった

・月居城跡だけ平らに整地されている 月居城は栃木の宇都宮氏と戦った歴史がある

・月居城主の佐竹氏は、宇都宮氏の進撃を月居城でなんとか食い止めた

・月居山頂は、見通しがよく見張り場となっていたのではないかと推測されている

       
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