6月27日放送 #12 尾瀬沼・檜枝岐村

案内人:加藤樹さん(尾瀬沼ビジターセンター)

○今回の発見!
・燧ケ岳は、東北・北海道でもっとも高い山で福島県にある
・燧ケ岳は、標高2,356m
・尾瀬沼は、燧ケ岳の噴火により山が崩れて水が堰きとめられてできた沼。栃木の中禅寺湖と同じ
・現在は自然保護地区の尾瀬沼では、かつては、釣りができた
・魚釣り客や燧ケ岳の登山客に山小屋を作ったのが、尾瀬の山小屋の始まり
・最初に山小屋を建てたのは、平野長蔵さん。麓の檜枝岐村の出身
・尾瀬には白い木が2種類。尾瀬ヶ原は、シラカバが中心、標高が高くなる尾瀬沼は、ダケカンバが中心
・尾瀬沼では、6月下旬に桜が咲く
・標高が高い尾瀬沼では、雪解けが尾瀬ヶ原より遅く、水芭蕉を遅くまで楽しめる
・燧ケ岳は、山頂が3つのこぶのように見える。一番高いのは、真ん中の柴安嵓(しばやすぐら)
・尾瀬で人気の花は、水芭蕉・日光キスゲ・ワタスゲ
・明治まで檜枝岐村には、星・平野・橘の3つの苗字しかいなかった
・村民の半分は「星」さん
・平安時代に逃げてきた藤原氏が「星」を名乗って住み着いたと言われている
・檜枝岐村は、日本有数の豪雪地帯
・檜枝岐村は、冬は南風・夏は北風という普通と逆の風向きのため、屋根から雪が落ちに供養に片流れの屋根が多い
・檜枝岐村名物「裁ちそば」は、十割りそば。
・裁ちそばは、つなぎが入っていないので、大きく伸せない。そのため、小さめに伸したそばを布を裁断するように引いて切って作る。そのため、「裁ちそば」と名づけられた
・山人漬(やもーどづけ)シソ、青南蛮、らっきょう、茗荷を塩漬けにしたもの。蕎麦以外にご飯や冷奴などの付け合わせとしても人気で昔から檜枝岐村では、各家庭で作られてきた。
・もともと米が取れなかったため、山に入り男たちが狩猟をしていた。その男たちを「山人」と呼んでいた。
・そば粉ともち米を半分づつ混ぜて甘く味付けした檜枝岐村の郷土料理「はっとう」
・はっとうは、美味しすぎて殿様から日常的に食べることを御法度にされたため「はっとう」と名づけられた
・「ばんば」は檜枝岐村の方言で「おばあさん」
・江戸時代から続く檜枝岐歌舞伎の舞台は、国指定の重要有形民俗文化財
・村の鎮守様に向かって歌舞伎の舞台が建てられている形が珍しい
・檜枝岐歌舞伎は、伊勢参りに出かけた若い村民が見てきて村に伝えた。伊勢参りを重ねるごとに徐々に上達してきた村人だけで代々演じる歌舞伎
・奥会津には、もともと歌舞伎座がいくつもあった。娯楽の発展とともに衰退していった

       
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