4月1日放送 #97 桶川臙脂

4/1放送 #97

テーマ:桶川臙脂

案内人:野本靖子さん(桶川市ガイドボランティア)

○今回の発見!

・桶川市のマスコットキャラクターは、「オケちゃん」頭に紅花

・紅花は、咲き始めが黄色で徐々に赤くなる。赤くなった花を摘み取る。江戸時代は化粧品として使用され、高価なものだった

・桶川臙脂(えんじ)=桶川のべに花

・桶川の紅花は、収穫した後に「紅餅」に加工する。花を水出しして、丸めて乾燥させることで、運びやすい「紅餅」となる。

・江戸時代、紅花一貫(約3.75㎏)=米俵二俵(約120㎏)で取引されていた

・江戸の商人・柳屋五郎三郎が山形県・最上へ買付の帰りに桶川へ立ち寄り、べに花の種を置いていったところ、根付き、桶川は最上に次ぐ生産地となった

・桶川は、山形より暖かいため、紅花が早場物として重宝された

・中山道は上りが京都へ向かう側・下りが江戸へ向かう側

・桶川には、江戸時代当時の建物を利用した店舗などがいくつか残っている

・建物を壊さず、移動させる方法を「曳家」という

・国登録有形文化財 島村家住宅土蔵は別名「お助け蔵」 浅間山の噴火などで疲弊し困窮していた時に蔵を建てることで住民を雇い生活を助けたため

・島村家住宅土蔵は、江戸時代では珍しい3階建て。

現在は、江戸時代生活用具資料館として、月1回(第1土曜日)一般公開中(有料) 事前予約をすれば見学可能

・島村家住宅土蔵には、江戸時代発行の百科事典も展示されている。富士山の世界遺産登録に一役買った

・べに花染めの着物を着たお雛様も展示。さらに、金髪のアメリカ人のお雛様も展示。黒船来航の頃に作られたという話もあるそうです

・桶川名物べに花まんじゅう べにっこ(TEL 080-1274-3515)は、地元の方々が立ち上げた店。午前中には売り切れるほどの人気店

・べに花まんじゅう 110円 まんじゅうの生地にべに花色素入り

・桶川の名産品だったべに花と麦を使って新たな名物を開発

・稲荷神社(TEL 048-771-5413)には、市指定文化財 紅花商人寄進の石燈籠がある。江戸時代、江戸を通さずに商品を関西に輸送したことで、5年がかりの裁判となったが、桶川の商人が勝訴。勝訴を記念して燈籠を寄贈

・小島農園 工房まきこ(TEL 048-787-0534)では、べに花染め教室を開催している

・べに花の染液は日持ちしない その日に使い切らないとおけない

・染料の作り方 べに花の花びらを約1日かけて、黄色の色素を洗い流して、梨の枝の灰から作った灰汁と水を加えて撹拌して1日置いたうわずみを取る。うわずみにクエン酸(調理用の酢、レモンで対応可)を加えると染料になる

       
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