8月13日放送 #66 名草巨石群
8/13放送 #66
テーマ: 名草巨石群
案内人:大澤伸啓さん(史跡足利学校事務所 学芸員)
○今回の発見!
・名草巨石群は、足利で唯一! 昭和14年 国指定天然記念物に指定された
・山中で巨石群のある地域だけ唯一花崗岩がある場所
・花崗岩の特性 たまねぎの皮をむくようにゆっくり風化して核のみが残る
・明治から昭和前半まで名草で切り出していた御影石(名草御影) そのため、石工職人が5軒ほど暮らしていた
・天然記念物に指定された頃は足利郡名草村だった
・花崗岩は風化の過程で収縮して割れることがある
・厳島神社の境内では、お供え岩 高さ約11m、直径約30mの大岩が見られる
・足利七福神めぐりの厳島神社は、とても珍しい岩の上にある神社
・角ばった石は御影石を切り出した跡
・神社をさらに進むと奥の院 たくさんの巨石が並ぶ
・樺崎八幡宮 阿寺の開基足利義兼が身内の菩提のために創設した樺崎寺跡の中にある
3代目義氏がお堂を建て、八幡を勧請して義兼を合祀したのがはじまり
・樺崎八幡宮では、影でつくられた橋、草御影でつくられた鳥居を見られる 明治42年に名草御影で橋と鳥居がつくられた
・稲岡観音堂の釣地橋(大正6年)も名草の御影石を使用している 欄干のぎぼしが綺麗に彫られている
・黒い斑点が名草御影の特徴
・釣地橋は平成18年登録 国指定登録有形文化財
・横から見る釣地橋も素晴らしい
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