1月2日放送 #37 縁起だるま

1/2放送 #37

テーマ:縁起だるま

案内人:廣瀬 正史さん(少林山達磨寺 住職)

○今回の発見!

・少林山達磨寺(027-322-8800)は、黄檗宗の禅宗の寺で縁起だるま発祥の地と言われている

・少林山達磨寺の石段は、170段

・少林山達磨寺は、方位をつかさどる北極星を祀っている寺

・少林山達磨寺の鐘は、門と一体 鐘楼門と呼ばれている

・鐘楼「招福の鐘」は2回突く 1回目は、自分の心が落ち着いて安らかであるように 2回目は、みんなの幸せを願って

・門をくぐると正面に池がある 門をくぐって入ってきた魔物が池に落ちるように配置している

・本堂には、だるまがたくさんお返しされている 祈願成就しただるまや1年間見守ってくれただるまに感謝をこめてお返しする

・本堂には、有名人の名前が入っただるまもたくさん

・1783年の浅間山の噴火で達磨寺周辺は火山灰をかぶった そのため、作物を作ることができなくなった そこで、災害復興のために9代目和尚が農家の人々にだるま作りを指導し始めたことが縁起だるまの起源とされる

・農家は、冬の間だるま作りを副業とするようになっていった

・高崎市周辺の冬の風物詩「上州の空っ風」によって乾燥する その乾燥した気候がだるま作りに適していた

・だるまが赤い理由は、達磨大師が着ていた衣の色 そのため、だるまの基本は、赤

・少林山達磨寺では、星にお願いをする方位除けが行われてきた

・星祭りの縁日でだるまも売られるようになり、現在の「少林山七草大祭だるま市」(毎年1/6・7開催)が行われるようになっていった

・本堂の隣には、達磨堂がある

・達磨堂には、木彫りの達磨大師像が安置されている

・江戸のだるまを少林山達磨寺の9代目和尚さんが覚えて高崎で縁起だるまを作るようになった

・江戸のだるまに一番近いのは、白河だるま

・高崎では、蚕が脱皮していくことを「起きる」と言う。養蚕農家が多かったため、起きることにちなんで、縁起が良いとされる七転び八起きのだるまが作られるようになった

・だるまにこめられた達磨大師の教えは「迷い不安苦しみ悩みすべて自分の頭が作り出しているもの。心を落ち着かせると頭が軽くなった分起き上がりやすくなる」

・様々な酒器のデザインにだるまが使われている いくら飲んでも起き上がるという意味

・だるまは、起き上がり小法師と達磨法師の座禅の教えが組み合わさって「だるま」が誕生したと言われている

・国峰べっこう屋商店(027-325-7312)は、縁起だるまを製作している工房 100年の歴史ある工房 見学や体験も行っている

・だるまの眉は鶴、髭は亀

       
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