12月5日放送 #33 日光下駄
12/5放送 #33
テーマ:日光下駄
案内人:山本 政史さん(日光下駄 伝統工芸士)
○今回の発見!
・日光下駄は、草履と下駄が合わさった履物
・400年前、日光は雪もあり草履では歩きづらい そこで、日光下駄の原型である御免下駄が出来上がった
・御免下駄なら東照宮の奥まで入ることができ、参拝のために作られた
・江戸時代は、殿様やお坊様など格式の高い人が御免下駄を履いてお参りした
・下駄部分は、日光に合わせて雪が入ってもすぐ取れるような形になっている
・下駄の歯は中央ではなく、砂利道でも歩きやすいように前と後ろについている
・明治期に歩きやすいように改良され、現在の日光下駄が出来上がった
・日光下駄は、格式の高い場所をゆっくり歩くために安定性を重視して作られている
・台木が「ハ」の字になっている=「歯びらき」 高さがあっても安定するように作られている
・鼻緒の中にはたたいた餅わらが入っている。そのため、履けば履くほど足になじむ
・鼻緒は、台木ではなく、草履に縫い付けてある そのため、履けば履くほど足になじむ
・日光下駄を履いてかかとが下がっていると感じる人は、体のバランスが少し不安定
・鼻緒があたる葦の指部分が痛くならない
・日光下駄作りはどんなに早くても2日かかる
・日光下駄草履編み体験 片側:1500円 一足分:3000円
・草履に使う竹皮は、一本一本形が違うので、扱いが難しい
・竹皮は、硫黄の煙で燻している。竹の細胞が活性化する
・鮫皮の鼻緒や小山市の間々田紐の鼻緒など個性も豊か
・伝統工芸品は、使ってもらって価値がある そのため、日光下駄は時代とともに進化している
・TENTO CHOCOLATE(0288-53-0534)は日光では珍しいチョコレートを扱ったお店
・TENTO=お天道様
・TENTOは羊羹の老舗「日昇堂」が立ち上げたチョコレートブランド
・フランス産のヴァローナというチョコレートを使用している
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